何処に居るのですか? ー 何処にでも居る。
あって当然と思っていたもの、が
或る時、無くなっていたことに気が付く
いつから無くしていたのかは分からない
無くして初めて、その大切さが身に満ち満ちと感じられる
不在の存在感
無いことにまつわる
嘆き
焦り
恐怖
無い
から求める
求める
求める
遠いのかもしれない近いのかもしれない、出逢えるかもしれない出逢えないかもしれない、不変だろうか変化するだろうか、私はずっとあなたを視ていますけどあなたは私を視てますか?
というゆらゆらと同時に。
私の眼に見えていないだけで、きっと世界の何処かにはいるのだ、という確固とした不思議。サン=テグジュペリも似たようなことを言っていたっけ。
とにかく、居ないことは何処にでも居ること。
だから、死者は星になる
等と、ぐだぐだなながら無の近さというか溶け具合を再発見
そしてその要因となった出来事は
通帳とキャッシュカードと印鑑と録音機が入ったポーチをなくした
という間抜けすぎる話であったりする
馬鹿!
交番に出向き、自宅・知人・駅・学校に問い合わせ、念のためにと口座を止め、
そわついて過ごした2日間、
結局何処にあったかと言えば作曲師匠の門下部屋。
教授の出勤時間以外厳重に鍵がかかっている作曲科閉塞体質に心から感謝。
だいたい通帳とカードと印鑑を一緒に持ち歩くなんていう阿呆の極みを行ってしまったのは、何というか色々理由はあるにしても、愚鈍すぎて猛反省。
常日頃、かなしい、ありがとう、ごめんね、等々色んな言葉を更新中ですが、
このたび馬鹿を大幅に更新しました。
無いことにまつわる蠢きは
生きるため向かうための最初の振動
私に無いものが痛切に感じられる今
何だか非常にエネルギッシュ